縦86×横78.7mm
Papagoite in Quartz
Messina Copper Mine.
Messina District.
Limpopo Province.
South Africa.
1993’s Tucson Show
悪霊を追い祓う・保身・などの暗示を持つと云われています
今はもう採れなくなってしまいまして、 希少鉱物として知られ、アジョイトをしのぐほど高価なストーンとして、現在はツーソンをはじめ海外でも数百万円で取引されるクオーツです。
閉山後、ほとんど見かけなくなった、パパゴアイトインクオーツの最高の結晶が入荷しました。素晴らしい品質です。
こちらは、今からおよそ23年前のツーソンショーで、多くのロットの中から最も良いものだった逸品です。
パパゴアイトインクォーツは銅の珪酸塩鉱物で二次鉱物です。
インクリュージョンクォーツとしてはアホイト(アジョイト)インクォーツと並んで、最高峰のうちの1つです。
最初この石はアリゾナで発見されました。
パパゴアイト=papagoiteの名前の由来は、アメリカのインディアン「パパゴ族」にちなんで、付けられたと言われています。
その後、この石はアフリカのメッシーナで2回ほど発見されますが、こちらはアフリカで初期に出たタイプになります。
アフリカで初期に出たパパゴアイトインクォーツはこのように白濁しているのが普通で、後に産出した2005年頃のものとはタイプが異なります。
そのため、この頃のものをお探しの方は多いのですが、パパゴアイトインクォーツは大きくなりますと、どちらの年代のものも水晶部分が濁ります。
透明感がある2005年の頃のものも、やはり大きくなりますとこのように濁ってきます。
こちらが素晴らしいのは、それぞれのポイントの先端が全てノーダメージで、底面がセルフヒールドになっていることです。
そして正面左にはファントム状に入ったパパゴアイトが見られ、真ん中の単結晶にはうっすらとアジョイトが色づいています。そのアジョイトの上に咲いたようにパパゴアイトがインクリュージョンしていて、
何しろ素晴らしい景色なのです。
パパゴアイトがマリモのように混入していたり、時々丸く円を描くように入っています。
このように1つの結晶に沢山パパゴアイトが混入するのは稀なことで、とてもレアです。
この結晶は、全ての要素を持っています。
完璧な姿に、ノンポリッシュ、沢山入ったパパゴアイト、そしてそのパパゴアイトも様々な形状が見られ、欠損がほとんどなく、先端には透明感があります。大きさも一番人気の手のひらサイズで、初期のタイプでは最高の風合いです。
本当は非売品にしたいのですが、この結晶を数十年探していらっしゃる方が多くいらっしゃることと思いますので、そういった方のために放出をさせていただくことにいたしましたm(__)m
すでに閉山して時間が経過しているため、価格は上昇の一途です。
当時の仕入れでも数十万円だったので、それだけ希少性が高いことが伺えます。
アジョイトインクォーツのほうなら、ある程度、市場がコントロールされていますが、パパゴアイトインクォーツはコントロールというよりも希少すぎて出まわらないという方が正しいかもしれません。
この風合いの結晶なら、今なら海外でも数百万円の値札がついているはずです。
これほどのパパゴアイトは今後入手できないものですので、もしもお探しでしたらお早めにどうぞ♪
次回入荷はまったく不明となっておりますm(__)m