〜ブルーアンバーの全て〜
世界のコレクターを
魅了するアンバー。
ある時は蜜色に
そしてカリビアンブルーに…
〜第一章〜 ブルーアンバーのお話 |
ブルーアンバーは琥珀の中でも特別な変種です。紫外線によって特別な色を放つからです。 通常の場合、ブルーアンバーは金色や赤茶などの色合いですが、ほんの少しの紫外線に反応し、角度によって、鮮やかなブルーやグリーンに変化します。 それは、時に蛍光灯などの電灯の下でも変化を感じられることがあります。 その美しさは、息をのむほどで、人間には創造できない輝きです。 現実、この色合いの解明は、詳しくされていないといわれています。でも…私は、心のどこかで、解明しなくても良いと、そんな風に思ってしまいます。 そんなことよりも、このアンバーをじっと眺めて、心を奪われているほうが、幸福に思えるからかも知れません。 この色を手にすれば、見飽きることはないでしょう。世界中にコレクターがいるわけがご理解いただけるはずです。熱狂的な方は、色ごとに購入され、ときに数百万円のものでも糸目をつけません。 ブルーアンバーは現在、価格が高騰しています。通常はカラットで計算され、宝石の扱いです。 それでも大変な人気ぶりで、小さな握りこぶしほどで、良品なら、50万円〜100万円ほどでも、すぐに無くなってしまいます。 ですが、ブルーアンバーを取り扱う業者は極端に少なく、良品をもっているところは珍しいことです。このアンバーに魅せられた一人でもある、当店の取引業者は、日本における、アンバー研究の第一人者とも面識があり、鑑別機関にも影響力がある人物です。 |
〜第二章〜 ブルーアンバーの故郷 |
ブルーアンバーは、ドミニカ共和国でしか採掘されません。その採掘の権利は、山を買い取ることでしか許されず、採掘場には警備員がいます。 それは、黄金と同じように、その山の資源を盗まれることは、財産を盗まれるのと一緒だからです。 山は大きく数十箇所に区分けされ、それぞれ地主が決められています。 かつて、数十年前まで、その山は3つありました。ですが、そのうちの1つは嵐やなだれで崩れ、残る2つのうち、1つは、近年中国人が買い占めてしまいました。 そのため、残る1つの山を、現地の人間が掘り、流通させているのが、ここ近日の現状です。しかも、残念なことに、今、ラリマーもブルーアンバーも良品が採掘されていないのです。 |
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