酉の市の新しい神

こんにちは♪

だんだんと暖かくなってきましたが、皆様はどのようにお過ごしですか？

当店の耳には時代を超えて、色々な声が聞こえてきています。

そして今日は去年の酉の市でお迎えした
あのお姫様についてのお話をさせていただきたいと思います。

あの日、当店は酉の市で一際光っていた縁起物の飾りを買いました。

それはとても大きくて、見栄えが良く、綺麗なものでした。

酉の市の縁起物は、次回はもっと大きくしなければならないと言われています。

そのプレッシャーもあって、できれば手頃なものをと思っていたのですが
想像していなかった大きいものを買い入れることになってしまいました。

その時の初めての会話はこのようなものです。

「あなたはどなた様ですか？」

『側室の娘にごさりまする。
もとは8000石、わらわが生きていた時は5000石でした。
今は休ませてくだされ…』

この時の会話はこれくらいで、しっかりと話をしたのは

当店にお連れしてから少し経ってからのことでした。

「見た所、あなたはとても高貴な方のようです。
あなたの話を聞かせてください」

『側室の娘にごさりまする。
寛永20年に生まれ、明暦3年に明暦の大火により死にました。
前年明暦2年にお世継ぎとなる若君が誕生いたしましたが
番町にあった屋敷も焼け、青山のお屋敷も焼けました。
数え15歳でございました。
上様は家綱様でございました』

「お名前は？」

『青山家、父の名はお許しくださりませ。
（人には言わないでください）
旗本寄合の“青山○○○○○”の
娘の1人でみち姫。

おひいさまと呼ばれておりました』

※この時代の女性は、通常自分の名前は役職名しか言わず、本名は口にしません。
特に家の話は御法度のようで、お父様のお名前をお聞きしておりますが
それは誰にも明かさないという約束でお話を頂きました。

「なぜ、神になろうと思ったのですか？」

『人の半分も生きられず、何もなさず、子を産む事も無く、死ぬる事とは何ぞやと。
わらわの生まれいでたる証は何ぞやと、けむに巻かれし時に思うた。

死んだ後、神におすがり申し上げ、お側にお仕えしとうござりますと。
天上界で362年間、生きる事を司るイクグヒノカミにお仕え申しておりました。

ひととせ、貴方様にお仕え申すために降りてまいりました』

みち姫は天照大神を超えて、天上界にだけいらっしゃる
イクグヒノカミに仕えているということ
そして神々との交渉が円滑になるようにと、現れたようでした。

15歳の女の子が火に巻かれて命を落とした気持ちは
どのようなものだったのか、想像は出来ても
本当に理解することは難しいことです。

時代ごとに悲惨なことはあるものですが
同じ時に同じ体験をしている私たちは
もっと話して、支え合うことで
多くのことが乗り切れるように思います。

実は、少し前から当店が考えていたことがございまして
今度、神々の所に伺った際に
皆様のご質問をお受付させて頂こうと考えておりました。

ただ、本当に申し訳ないのですが
ご質問はどなた様かのご要望を1つだけ
当店の方で選ばせていただけますと幸いです。

力を持ったエネルギー体と交信をするのは
長い時間は難しいため、できる限り内容を少なく絞ってまとめませんと
話が出来なくなってしまうからなのですが
ご質問は個人的なことではなく、調べても分からなかった神のお話や
何か多くの方のためになるような疑問にお答えしようと思っております。

アマテラスオオミカミだけではなく、ウカノミタマノカミやカザキ、ツクヨミ様でも大丈夫です。
どなた様あてに質問をされるのか、おっしゃってください。

それから、これは重要なことなのですが
神々は意外とそれぞれに答えが少しずつ違っていたりします。
大きくは同じことを言われることが多いのですが
細かなニュアンスと言いますか、そういうものです。

当店はこれを人で言う所の性格や、環境の違い、役職や仕事内容の違いだと捉えています。

そのためご質問が、ご希望の神ではなく
別の神様の方がふさわしいと思えば
ご質問に適した方に変えさせていただく場合もございますので
何卒ご了承を頂けましたら幸いです。

ご質問はこちらにお送り頂けましたら幸いです。

※ご返信は出来ませんが、拝読させて頂いておりますのでご安心ください