シトリン【意味・効果まとめ】鉱物図鑑2025年版 |パワーストーン・天然石

豊かな実りを連想とさせる、
黄金色の結晶のシトリンは
和名で「黄水晶」と呼ばれるように、
クリスタルに属しています。
サンストーンと同じく、
古来、太陽を象微する石の1つとされ、
希望と自信をはぐくむといわれています。
こちらではシトリンの意味・効果・浄化方法・
相性の良い組み合わせをご紹介いたします。
シトリンの意味・効果を調べて、
自分にあったパワーストーンを身に着けましょう。
シトリンのブレスレットやペンダントも
ご紹介しておりますので
先にご覧になられたい方はこちらからどうぞ。
シトリン(Citrine)
英名 | Citrine |
和名 | 黄水晶・きずいしょう |
成分 | SiO2 |
結晶系 | 六方晶系(三方晶系) |
硬度 | 7 |
比重 | 2.65 |
屈折率 | 1.54~1,55 ※族の種類により変動あり |
色 | (濃淡)黄色、帯緑黄色、帯褐黄色 |
産地 | ブラジル、インド、スコットランド、スイス、フランス、スペイン、ドイツ、マダガスカル、チリ、ジンバブエ、日本 |
シトリンは自浄能力に優れた石ですが、 長時間、太陽光に当てると 月光かセージで浄化をしましょう。
シトリンの浄化方法
定期的に浄化することでより効力が高なります。
色が薄くなる場合があるので
水 | 太陽 | 月光 | セージ | 水晶 | 塩 | 音 |
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◎ | × | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
シトリンの石言葉
シトリンは11月の誕生石です。
「友情」「希望」「友情」「潔白」「繁栄」
シトリンはサンストーンと同様に、太陽のエネルギーを持つ石といわれています。
そのため、生命力を高め、力強いパワーと活力を与えてくれます。
浄化と再生を促す作用もあり、古くからすぐれた治療石として活用されてきました。
困難が生じても、それを乗り越える知恵と勇気を授けます。
また、人との調和を生みだすように働きかけ、
人間関係の改善にも効果があります。
繁栄をもたらし富を運んでくれる幸運の石としても有名で、
商売運、事業運、金運、貯蓄運を高めてくれます。
商売繁盛のお守りとして非常におすすめのパワーストーンです。
シトリンの意味
シトリンは昔から”商人の石”と呼ばれ、
豊かさと繁栄を引き寄せる意識とつながっています。
また、繁栄とは単に経済的に豊かであること
を意味するのではなく、心の豊かさに気づき、
必要なものはすべて宇宙が与えてくれるという
安心感に包まれた状態を指します。
シトリンを用いると自尊心や自信が湧き、
自分の価値を決めるのは職業や財産ではなく
人間としての品性や品格であることに
気づかせてくれるます。
いつまでも夢ばかり追いかけるのではなく、
今この現実を生きる力を与えてくれるのです。
また、シトリンは願望を実現するために
必要なものを引き寄せてくれるといわれています。
豊かさを実感するためには
今を精一杯生きることが大切です。
シトリンは豊かな宇宙に存在する
新たな可能性に目を向けさせてくれるでしょう。
シトリンの効果・効能
「玄関から入って左手すぐの部屋とー番奥の部屋」に
シトリンを置くと豊かさを引き寄せるといわれます。
また、何でも先延ばしにする癖がある人や、
邪悪な期待感にとらわれている人にもおすすめです。
猜疑心(さいぎしん)、罪悪感、不安、
自分を憐れむ心などを手放すことができます。
さらに、思いついたことは
必ず実現できるようになるでしょう。
シトリンとトパーズの違いとは?
シトリンもトパーズも11月の誕生石です。
どちらも代表的なカラーはイエローで、
明るく輝く宝石であることから
混同されやすくなっています。
シトリンはかつてトパーズという別の石の名前で
呼ばれていた時代もあったくらいです。
ヴィクトリア時代のイギリスでシトリンは
シトリントパーズとして販売されてました。
いわゆる詐称(さしょう)です。
本物の黄色いトパーズは
ドイツのザクセン地方で産出されていて、
その黄色いトパーズはシェリー酒の様な色を
していたことから
「サクソントパーズ(シトリントパーズ)」
と呼ばれてとても人気がありました。
サクソントパーズ(シトリントパーズ)は
産出量がとても少なく、
そして非常に高価です。
そこで当時の宝石商は黄色い水晶のシトリンを
トパーズと偽り販売したのです。
そのシトリンは色の淡いもので、
金(ゴールド)にも見え、瞬く間に大流行しました。
そこで使われた黄色い水晶のシトリンは
スコットランドとフランス、
そしてドイツのものだったと言われております。
しかしそれが黄色いトパーズとは
別の石(シトリン)であるという事がわかり、
独自の「シトリン」という名称で
呼ばれる事になりました。
その名前の由来は、
柑橘類の
「シトロン・Citron(クエン樹)」
の果実の色に似ている事が
語源となっています。
シトロンとはインド原産の
ミカン科の植物です。
シトロンの実は淡い黄色でうっすらと緑がかり、
その果実は「丸仏手柑(まるぶしゅかん)」と
言われよく知られています。
しかし需要は高く、 多く販売されていました。 シトリンは仕事運や金運をあらわす水晶のため、 商売人にとっては魅力的な石です。 そのため、ルチルと同じく、 当時は天然ではない色合いでも、 販売されていました。 しかし、本当はナチュラルカラーのものが最上質で 稀であり高価です。 当時はブラジル産が主でしたが、 良品の天然シトリンが
天然シトリンの価格・値段
数年前まで、シトリンの天然カラーの
採掘量は非常に少ない状態でした。
天然でないシトリンも
アジアでの需要が高く、
シトリンも人気が高いものでした。
ブレスレットが1本3万円前後で
そういったもので色がしっかりと感じられるものは
近年になってアフリカのナミビアなどで採れた
ビーズに加工されることが多くなっています。
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水晶 | スモーキークォーツ | シトリン |
また、天然の推奨やアメジストの色を水晶→スモーキークォーツ→シトリン
人工的に変化させて
シトリンを作り出す方法もあります。
面白いことに色の濃いアメジストほど
色の薄いシトリンに仕上がり、
色の薄いアメジストほど
色の濃いシトリンになることが多いです。
しかし、この処理は
クラック(ヒビ)が目立つ傾向にあります。
さらにアメジストから変化させたものは、
少しコストがかかります。
そのため、最近は水晶をアメジストや
スモーキークオーツに一旦変化させてから、
さらにシトリンに変化させています。
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水晶 | アメジスト | シトリン |
巷に出回っておりますシトリンは、水晶→アメジスト→シトリン
ほぼこれらの人口加熱シトリンです。
シトリンの中にアメジストが混在するものを
「アメトリン」と呼びますが、
天然のアメトリンも非常に
希少になっています。
宝石のシトリンでは
この処理を施すのが普通です。
そのためシトリンの加熱は
許容範囲内とされています。
鑑別に出しましても、
シトリンの色の判別まではできません。
色が天然かどうかを詳しく特定するには、
買ってきたお店に聞くのが一番よいといえます。
シトリンの合成石
シトリンは水晶の一種です。
そのため、作ることが可能です。
合成石というのは水晶のたねを使って
成長させることで出来上がります。
水晶をつくっている成分+天然の水晶のかけら+色が発色する成分
この3つを釜に入れれば数週間で出来上がります。
この方法ですと、
もとの水晶のかけらがクローン化していますので、
容易に見分けるのは困難です。
シトリン色のガラス
そして完全なガラスも存在します。
これはとてもキレイですが、
天然でも高価なものは
ガラスのように見えますので一見わかりません。
しかし、石には必ずムラがありますので、
白いものの上で横から見た際に
色ムラがないものは疑う必要があります。
シトリンの色
ブラジルで多く採掘されていたシトリンですが、
ほかにもマダガスカルやアフリカからも
産出されています。
特にアフリカのシトリンは色が濃く、
黄色が濃いものから、薄く美しいもの、
そしてブランデーカラーとして
現地で好まれるものまで、
様々な色合いがあります。
ブランデーカラー
黄色が薄いタイプ
黄色が濃くオレンジ系のもの
また、ものによっては光を一点から当てると
スターが出るものもあります。
このようなシトリンは
非常に珍しいです。
シトリンの種類
水晶やアメジストが地熱で温められたり、
水晶が地中で天然の放射線が影響すると、
黄色く変化することがあります。
それをシトリン=黄水晶とよびます。
現在、市場に流通しているシトリンには
大きく2つのタイプがあります。
- シトロンに語源をもつ淡く緑色がかったもの。
- 濃い黄色をしていて橙色味を帯びているもの。
このタイプはアメシストに
熱が加わって黄色に変化したもので、
正式には
「バーント·アメシスト(Burnt amethyst(加熟紫水晶)」
と呼ばれています。
その色が変化する現象は
近年になりブラジルで発見されました。
シトリンと相性の良い石の組み合わせ
シトリンは、暖かな日差しのような明るいパワーを持ったポジティブな石です。
まるで遠赤外線のように内側からじんわり温め、ものごとの状況を改善するといわれております。
細胞や感情的なレベルのエネルギーに働きかけて深い癒しをもたらします。
同様に組み合わせた石にも快活さと温かさをもたらし、その能力を高めます。
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