フローライトのペンダントのご紹介です♩
朝の光と一緒に、協会の鐘が響いて来ます。
鐘の音は、学校のチャイムと同じ「キーンコーンカーンコーン・キンコーンカーンコーン」で、
最後だけ「ゴーンゴーンゴーン」と三回低い音が鳴らされます。
これがしばらく続きます。
今年のサンマリーは暑く、目が醒めると汗が滲んでいました。
早朝はお店が営業していないので、あらかじめスーパーで買い入れておいたハムやチーズやパンを使って、自分で朝食を作ります。
フランスにはダイエットという概念はないようで、美味しいことが最重要になります。
次にオーガニックであるとか、そうでないとか、そういうことが注目されます。
チーズは数百種類並んでいてどれを選べば良いのか分からないのですが、地元の方が進めてくださったものを食べました。
それらはどれも芳醇で、濃厚で、柔らかく、チーズというものはこういうものなんだと、教えてくれているような味わいです。
ハムも濃厚で旨味があり、ソーセージは生も存在します。
そういったソーセージは、燻しただけのもので、ボイルしたりするものではなく、柔らかなサラミに似ています。
お腹がいっぱいになったので、出発することにしました。
だいたいこれが毎日のルーティーンです。
この日は、旦那さんが運転をしてくださいました。
「昨日テラスで温度を測ったら、50度以上あったよ。気をつけたほうがいい」
「そうでしたか」
「悪いんだけど、会場近くまでは行けないんだ。
すごく渋滞してるからね。
ちょっと離れたところで降りてもらってもいいかな?」
「もちろん。ありがとうございます」
会場まで15分のところで、車を降りました。
暑いので、水を飲み続けませんと、熱射病になってしまいそうです。
たった15分の間に、水のボトルが空になってしまいました。
会場に到着すると、暑さで真っ赤になった人たちで賑わっていました。
あまりに暑いので、各所に霧のシャワーが置いてあります。
こちらはオパール屋さんです。
母岩のほとんどオパールがない部分だけ5ユーロで販売しているようです。
会場は野外が主なため、まめに休憩をとる必要があります。
ここは昼食もとれるバーです。
シェフ曰く
「去年、ここのランチを食べて愕然としたんだ。
どれもこれも不味くて、こんなもん食わすんじゃねえって。
で、今年から俺がここのシェフになって、こだわりの素材で飯を作ってる。
はっきりいって、去年とは比べ物にならないね。」
そうして出て来たのがこのランチです。
味は自然な感じで、家庭料理のような風味でした。
とにかく食べませんと、体がもたないので、しっかりと食べるようにしました。
会場にはたくさんの鉱物や宝石、カービングなどが並んでいますが
こういった海外の会場というのは、もともと何かの施設です。
各会場は、学校のあとだったり、プールの施設だったりと、様々です。
そこに区画を作り、それぞれの人が商売をしています。
会場の入り口には大抵、非売品の大物が並んでいます。
これらはコレクターや採掘者のとっておきの逸品であり、購入できる場合もありますが、ほとんど買うことはできません。
色とりどりの鉱物を見ていると、綺麗さに見とれてしまって判断力が鈍くなってしまいます。
毎年、何かしら新産鉱物というのはあるのですが、今年も色々と出ていました。
例えばイングランドで、ちょっと前にダイアナマリア鉱山というところから、美しいバイカラーの強蛍光フローライトが出ていました。
イングランドのフローライトの多くは太陽の光で蛍光し、色が変化して見えます。
このダイアナマリア鉱山のフローライトはより強くその傾向があり、海外の強い陽の光では、驚くほどの変化を感じられるものでした。
そして新しく今年登場したのがパープルヘイズ鉱山のフローライトです。
この産地のフローライトは陽の光に当てると、色が紫色に変化して見えるという特徴があり、とても変わったフローライトでした。
そんなイングランドのフローライトをこのたびペンダントにしたということで、早速買い入れたのがこちらです。
パープルヘイズだけではないようなのですが、イングランドのフローライトを使用したシルバーペンダントです。
ここの鉱山を持っている女性オーナーから直接紹介されたのですが、可愛いので買い入れてみました。
「イギリスに来てよ。
鉱山に連れていってあげるから」
そんなことを何度も言ってくださるのですが、そこまで行くには時間がないため、いつかそんな機会があったら良いなと思っています。
美しいイングランド産の発光フローライトは
限定数のみ特価でご紹介をさせていただきたいと思います♩