天照様と月読様

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「今、人々はどうすれば良いのでしょうか」

 

IMG 20171231 0001 1 - お伊勢さん「アマテラス様」

 

『平常心をもち、普通にくらせばよい。
過剰におそれることはない』

 

「次はいつ戻られますか?」

 

『次に戻るのは10月25日。
来年までいるが、帰りは決めていない。
人々の気持ち次第だ』

 

「分かりました。
それから、いつものように持参した石に力を込めて頂きたいのですが
今回も以前同様に冨、不安、病に打ち勝つ力を強くお願いしたいのです」

 

『月読のところにも、おいでなさいませ』

 

「ツクヨミ様ですか?」

 

『ツクヨミは大地、自然を司る。
人間には月と言われてるが、もう一つの顔は大地、自然の神だ。
この世の全ては天と地と人でなりたっておる。
人間が人、我が天、ツクヨミが地。
こういう時こそ、ツクヨミに会い、自然の猛威を和らげるようにお願いした方がよい。
この、えやみや流行っておるものは、自然からでたものだからだ。
この病は人間がというより、この時代が変化させたものだ。
もともとあるものは、古ならばここまで猛威をふるわないのだが、
人間が余計な薬や環境をつくりだしたために、より強いものとなって変化させてしまった。
菌の方も変化せざるを得ない。戦いであるからだ。
そこの両榊にかざし、五十鈴川で清めた後、
ツクヨミにも力を入れてもらいなさい』

 

「…わかりました」

 

随分長い事会話をしたために、
体の芯が苦しくなり
目眩がしてきていました。

 

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挨拶を交わすと、鳥居にある左右の榊に石をかざし、

天から注ぐ光を浴びさせました。

 

五十鈴川までの道中は、カザキと話をしながら歩きます。

 

kazaki - お伊勢さん「アマテラス様」

『ツクヨミ様は大地、自然の神で、
アマテラス様は太陽、光の神なのです』

 

「そうでしたか。
ああ…そういえば、もう一度聞いてみたいことがあったのでした…」

 

『はい』

 

「伊雑宮の…石灯篭は以前は
どこまで続いていたとおっしゃっていたのでしたか?」

 

『昔は内宮の先から伊雑宮まで、続いておりました。』

 

「…いつの時代ですか?」

 

『時間は分からぬが、そなたらの時代でいえば、江戸あたりまでかの』

 

「どうして、無くなってしまったのですか?」

 

『日本の権力者。それを排除しようとする者たちの力が強かった。
伊雑宮に一個だけあるのは、伊雑宮の場所を示すためです』

 

「あのユダヤの…マーゲンドァーウィーズのマークは
どうして彫ってあるのですか?」

 

 

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『ユダヤのマークを残したのは自分たちのルーツが
後世の人間たちにわからなくなるからです。
ユダヤのマークは四国にはたくさんあります。
証拠が残っておるが、多くは天皇家のものが壊しました』

 

「そうですか…」

 

頭がぼーっとしていて、これくらいしか話せなかったのですが

そういうしているうちに五十鈴川にたどり着きました。

 

 

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※音が出ます。高画質でご覧ください

 

 

朝の五十鈴川は静かで、魚が泳いでいます。

 

 

少し隠れた場所で先ほどの石を水につけると、
いつものように石がパーッと光り出しました。

 

「そうだ。
今回はこれをツクヨミ様の所にも持っていかなければいけないのだった。
でも今日は、もう無理かもしれないなぁ…」

 

そう思いながら、1時間ほどかけて
順番に石を水に入れてゆきました。

 

ようやく石を全部清めたものの、確かに光は強いのですが
以前と何が違うのかよくわかりませんでした。

 

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しばらく川の岩場で休んだ後、
ちょうど朝の8時になったので帰ることにしました。

帰り際、タクシーの運転手さんの声が聞こえてきました。

 

「雨だ。今日の予報ではお昼からだったのになぁ」

 

風邪をひかないうちに早く車に戻って休もう。

そうしてその日は車の中で過ごしました。

 

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翌日−。

この日もあまり天気が良くなかったのですが、
早朝にツクヨミ様のところへ石を持ってお邪魔しました。

実は毎回、伊勢にお邪魔していながら、あまり伺う事ができなかったので
なんだか頼むときばかり行くのは申し訳ないように思いました。

 

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その時、カヤカガが降りてきました。

 

kagakaya 283x300 - 新春に神が清めし御霊を入れた霊石をご紹介いたします♩

 

『伊雑宮に居たのですが、カザキ様に言われてお迎えに参りました』

 

見ると、相変わらず派手な出で立ちで
この日のカヤカガは三重くらいに貝のネックレスをつけているようでした。

巻貝の内側や鮑の内側の虹色部分を使用したようなネックレスです。

カヤカガ一人でファッションショーができるのではないかと思うのですが
このくらい古い時代の人というのは、かなり派手だったのではないかと思います。

 

「ああ…、ええ。そうですか。
ありがとうございます」

 

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少し歩いて行くと、何か大きな真っ白な人が現れました。

 

「うわぁっ」

 

人だと思いましたが、顔が人ではないようでした。

 

「おお…。
あ、あなたは何ですか?」

 

『私はハンロです』

 

「え?ハンロ?ハンロさん?」

 

ハンロはおよそ2mくらいの大柄な人ですが、全身が真っ白でした。
真っ白い髭に、銀色の髪、髪をてっぺんでくくり、真っ白な着物です。
服は襟が閉じたもので、長いハカマでした。
しかし顔は若々しく、目が大きくぎょろっとしていて、
鼻も口も小さいため、少し人間離れしています。

 

『ツクヨミ様のお守りをしております。
大ウサギの化身です』

 

「あー、ああ、なるほど、それで白いのですか。
でも、どうして化身なのですか?
つまり、その、人間の形になる必要がありますか?」

 

『人間が驚かないようにです。
昔は見える人間がいたので、急に現れて化け物と言われないようにです』

 

「はー。
なるほど…」

 

しばらくすると、同じような人がもう一人現れました。

 

「あれ?」

 

『私はカクロです』

 

同じような真っ白な出で立ちのカクロはやや小さめで、
カクロの方が鼻が大きく、たぶんですが、女性です。
髪は後ろで束ねてるように見えます。

ハンロが右に。カクロが左に並んでいます。

 

 

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そうしてツクヨミ様のお宮に到着すると、
中からツクヨミ様がお出ましになりました。

 

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この日のツクヨミ様はサンゴのような髪飾りをぐるりと頭に巻いていました。
サンゴは紐でくくられています。
紫と黄色がまじった羽織りをお召しになり、やや男性っぽい出で立ちです。

 

「お久しぶりでございます」

 

『良くきた』

 

「はい。
本日はお願いがございまして参りました。
いつもアマテラス様にお願いして持参した石に気を入れていただくのですが
あなた様にも力を入れてもらうようにと言われて参りました」

 

『近くに持ってきなさい』

 

「はい」

 

持参した石をもっと近くに寄せなさいということで
ギリギリまで手を伸ばしました。

 

『この後、水で清めなさい。
水につける必要はない。手水舎に置くのだ。
自然の大地の力をいれる。
アマテラスの力と、自然の大地の力とあわさってより強い力となる。
今の菌は陽の光に弱い。
そもそもこの大地から出たものなので、この大地の中には殺す力もある。
今の世のこの菌は進化していて強くなっている』

 

「そうなのですか?
でも、どうしてです」

 

『人間が余分なことをするからだ』

 

「…」

 

『陽の光と大地の力をこめるゆえ、
これで前よりは強くなるはすだ』

 

「ありがとうございます」

 

ツクヨミ様との会話はアマテラス様よりも疲れました。

慣れていないからなのか、ものすごく疲れてしまって

早く手水舎に行こうとそればかりを考えていました。

 

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ここに置けば良いとおっしゃっていたので

この場所に置かせて頂きました。

ほんの数分だったと思います。

そうしてここを出ようと歩き始めました。

 

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帰り際になって、カヤカガが見送ってくれました。

 

「ありがとうございました」

 

『カザキ様に報告して伊雑宮に帰ります』

 

そういってカヤカガは飛んで行きました。

 

ツクヨミ様に力を入れていただいた石は

確かにいつもと違っていました。

この石には威圧感があります。

寄せ付けない圧力と言いますか、そう言う感じがいたしました。

 

アマテラス様とツクヨミ様の二柱が力を込めた

神が清めし御霊を入れた霊石は次回のブログで

詳しくご紹介させて頂きたいと思います♪

 

 

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