トマスゴンサガ産水晶《虚空座標KUROさん解説》
こんにちは~。お久しぶりです♪
KUROです♪
鉱物的に言えば、アメジストもスモーキーもシトリンも「水晶」なんですが、
ふつうはアメジストはアメジスト、スモーキーはスモーキーと認識されていて、水晶と言えば透明なもの。
あるいは水晶は鉱物名ではQuartz(石英)で……という話になると、
水晶とは、石英の中で透明なもの、あるいは結晶の形をしているものという分け方になります。
透明で、結晶の形をしている……いろんな意味合いで考えても、
ザ・水晶と言いたい今回の石はトマスゴンサガ産です。
トマスゴンサガ産とは?
セラピーストーンさん的には
と、にやけていました(笑)
トマスゴンサガはブラジルのミナスジェライス州にあります。
位置としては古くから水晶の産地名として見かけるディアマンティーナとコリントの中間あたり。
聞くところによると、以前からここで透明な水晶が出ていたようですが、独立した産地名として名前を聞くようになったのは4,5年前でしょうか。
それ以前は、コリント産やディアマンティーナ産、あるいは単にブラジル水晶として売られていた可能性もあります。
トマスゴンサガという名前が冠されたというのは、それだけこの地の水晶が透明で美しいことが注目されるようになったからでしょう。
水晶の美しさは透明度も重要です
が、表面の滑らかさ……照りもポイントです。
内部が透明で表面が滑らかであるからこそ、キラキラとした美しさが生まれます。
そして、この美しさは水晶の成長の仕方にも左右されるようです。
なにぶん天然のものなので、水晶が成長する環境は一定のものではありません。
水晶は地下深くの岩の隙間が熱水で満たされたところで成長します。
温度や、熱水が冷えていく速度、熱水の中に含まれる水晶の原料となる成分、他の成分など条件はさまざまです。
たとえば、熱水の中に水晶の原料や他の成分もたっぷり溶け込んだ中で成長すると、材料がたっぷりなので、水晶は勢いよく、成長しやすいところからどんどん成長し、層状だったりごつごつ複雑なエレスチャルのような形になります。
他の成分が多いと、他の鉱物が一緒に成長してそれを取りこむので、内包物が入った水晶になります。
逆に、水晶の成分が少なく……他の成分が混じってないところで成長すると、水晶はじっくりゆっくり大きくなって、きれいな結晶になるのだそうです。
トマスゴンサガ産の水晶は、大地がゆっくり丁寧に作り上げた美しさ
といえるのかもしれません。