キングオブサファイア
産出量が少く『幻の宝石=キングオブサファイア』とされている、天然のパパラチアサファイア(Padparadscha Sapphire)をご紹介したいと思います。

日本語表記ではパパラッチャとも言われており、パパラチアはシンハラ語で「蓮の花」「蓮の花の蕾」という意味です。
このサファイアの色が、儚く美しい蓮のようだったため、そのように名づけられたのでした。

パパラチアサファイアは桃色と橙色の中間色のサファイアで、大変な希少色になります。
この色の割合は定められていて、桃色と橙色が 4:6 5:5 6:4 までとなっており
この狭い基準に沿ったものならパパラチアサファイアで認定されます。

こちらはちょうど5:5の色合いですが、パパラチアとして販売するには、ある特殊な鑑別が必要です。
マスターストーン(国や機関によって基準がバラバラにならないために、見本とされるパパラチアサファイア)と比べながら、それに沿ったものであるかが検査されるのです。
この時、この基準色に沿った色合いでなければ、パパラチアとは認められません。
そのため、この石の鑑別は不可欠で、鑑別書が無いと認められない特殊な宝石なのでした。

このマスターストーンは日本では6社程度しか持っておらず、最も厳格な審査をするのが、中央宝石研究所になります。
ここの鑑別は厳しく、海外の鑑別書があっても、再検査をするとパパラチアとは認めない場合もございます。
21世紀初頭になると、マダガスカルで宝石ラッシュが起こり、マダガスカル産パパラチアサファイアも大量に市場に出回ったことがあるのですが、それはベリリウム処理(表面拡散処理)パパラチアといわれるもので、中身は別の色のコランダムだったという、大変なニュースが走ります。
この処理は、たまたまクリソベリルが混じったサファイアを加熱したところ、サファイアの色を劇的に変えてしまったということが発端で、現在も続いている処理方法です。
これによって、パパラチアの信用は落ち、多額の負債を抱える業者があらわれました。
この経験から、各鑑別機関は厳しい規定を設けるようになったのでした。
パパラチアは、ほかにも通常の熱処理がございまして、こちらは色が範囲内なら問題ございません。
しかし、鑑別書がなく、特に海外の人が売っているもので、安値のものは、まずは疑われることをオススメいたします。
鑑別書の無いパパラチアは問題ですし、安値のものはベリリウム処理が多いためです。
今回ご紹介させていただくパパラチアサファイアは、大変珍しい天然の色のもので、なんと2.19ctもございます。

1ct以上は大変珍しいとされる宝石ですので、大変な希少価値があるものです。
そんな、超レアなパパラチアサファイアは、ぜひ、後世まで大事にしてくださる方にご紹介したいと思います。
是非ご希望の方は下記フォームよりご連絡ください。
特別価格でのご紹介となります。
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