シナバークォーツ【意味・効果まとめ】鉱物図鑑2023年版 |パワーストーン・天然石
シナバー(Cinnabar)
英名 | Cinnabar |
和名 | 辰砂·しんしや |
成分 | Hgs |
結晶系 | 六方晶系(三方晶系) |
硬度 | 2~2.5 |
比重 | 8.09 |
屈折率 | 2.90〜3.26 |
色 | 鮮赤色、朱赤色、褐赤色、褐色、黒色、灰色 |
産地 | 中国、アメリカ、メキシコ、スペイン、イタリア、チリ、ペルー、ドイツ、ロシア、セルビア、スロベニア |
シナバー(辰砂)の意味
シナバー(辰砂)とは?
シナバー(辰砂)は通常は粒状の集合か塊り状を成して産出しされます。
熱水変質した火成岩や変成マンガン鉱床にも見られ、温泉の沈殿物としても形成されます。
赤色が鮮やかな鉱物で、空気に晒されても変色しません。
そのため当時は顔料と使われていましたが、光に当たると黒っぽく変色してしまうという欠点もあります。
ペルシア語の(zinjirfrah)やアラピア語の(zinjafr)が語源で英名ができたとされるが、
この言葉は”竜の血”を意味しています。
その言葉には”赤色の絵の具”という意味もあるとされるが、古代人はシナバー(辰砂)を磨り潰して顔料として使用していました。
その色素を「バーミリオン Vermilion」と呼ばれ
スペインのアルマデンで紀元前2000年頃から採掘が行なわれていました。
一方シナバー最大の鉱床が中国の辰州(現任の湖南省辺り)や建州省にあります。
Image from page 301 of “The dragon, image, and demon; or, The three religions of China: Confucianism, Buddhism, and Taoism, giving an account of the mythology, idolatry, and demonolatry of the Chinese” (1887) / Internet Archive Book Images
シナバー(辰砂)から作られた顔料の”朱”は「丹(に·たん)」呼ばれており、中国の辰州産のものが有名です。
いつしかシナバーは「辰砂(しんしゃ)」と呼ばれる様になりました。
また、「朱砂(しゅしゃ)」とも呼ばれ
産出の珍しいシナバー(辰砂)の結晶は、光の反射が強くギラリと光るからです。
単結晶や結晶質の劈開片は中国では「鏡面辰砂」と呼ばれています。
古来中国やインドでは、シナバー(辰砂)は不老長寿の霊薬とされていました。
特に道教ではシナバー(辰砂)を主原料として丹薬を作る「錬丹術」が発達しました。
その薬を飲むと不老不死を得、空中に浮き、大空を飛行し、神仙の境地を手にできるとされています。
「賢者の石」という愛称もあり、今日でも漢方薬の世界ではシナバーを石薬として使われています。
しかしそれは専門の資格者と正確な処方箋あっての事で、鎮静、解毒薬として、精神不安定や、不眠症、めまいなどに効用があるといわれておりますが、シナバー(辰砂)は水銀なので絶対に体内に入れないでください。
シナバー(辰砂)は有機水銀や水に溶けやすい水銀に比ベると水に溶けにくいので毒性は低いが、大量に摂取すると水銀中毒になります。
それを古来、中国やインドでは大量に摂取していました。
特に中国の皇帝達はシナバー(辰砂)を多く服用、その結果いずれも短命だったとのことです。
シナバー(辰砂)を大気中で400~600℃に加熱すると、水銀蒸気と亜硫酸ガス(二酸化硫黄)が生じ、その蒸気を冷却すると水銀ができます。
その水銀は、鉄、マンガン、コバルト、ニツケルを除く多くの金属を溶かし込んで、「アマルガム(Amalgam)」という合金を形成します。
それを加熟すると水銀が蒸発して溶かし込んだ金属の方を回収できるが、この方法は奈良の大仏を金メッキした方法として知られています。
Great Buddha / 大仏(だいぶつ) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)
19世紀から20世紀全般にかけては世界中の鉱山でこの技法が使われ、深刻な水銀汚染を引き起こしました。
シナバー(辰砂)効果
シナバー(辰砂)の古来から伝わるパワー
シナバー(辰砂)は古代エジプトの錬金術の目的は、卑金属を金に変える賢者の石や不老不死の妙薬を探し求めることではなく、神が世界を創造した過程を再現することにありました。
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錬金術は寿命を魂が光輝に満ちた霊的世界ヘ旅立ち、そこで再び生まれ変わる過程を表しています。
言い換えれぱ、小宇宙(人間の魂)と大宇宙(外界)の照応を象徴しているのです。
古代エジプトの錬金術師クレオパトラは”下のものは上のものの如く、上のものは下のものの如し”
と語りましたが、これはヘルメス・トリスメギストスが錬金術の基本原理を記した「エメラルドタブレット」の中の有名な言葉を言い換えたものです。
古代人にとってシナバーは自ら水銀を作り出す魔法の石でした。
紀元前1世紀のローマの建築家・ウィトルウイウスは、シナバー(辰砂)をハンマーでたたくと水銀の涙を流すと記してします。
水銀は錬金術の過程で抽出される金属です。
当時の人々にとって、赤いシナバーから出てきたのは白い光沢を放ち、分離と結合を繰り返す摩訶不思議な金属だったのです。
古代エジプトの科学·医薬書「ライデンパピルス」には神々を支配すると信じられていた魔法ゴールドインクをシナバーを使って作る製法が載っています。
また、石器時代の洞窟壁画にはシナバー(辰砂)が顔科として用いられていますが、これはシナバー(辰砂)に霊力が宿ると考えられていたからです。
一方、古代ペルシアでは燃えるような朱色から竜血と呼ぱれていました。
また、古くから東洋ではシナバー(辰砂)を金庫にしまっておくと富貴を引き寄せるという言い伝えカあります。
シナバー(辰砂)は大天使ミカエルに鬨運づけられます。
シナバー(辰砂)の変容のパワー
肉体、感情、精神、整性の面で変容を促進し、肉体は魂にとって厳しい修行の場であることを再
認識させます。
適度な自己主張を促すシナバー(辰砂)はエネルギーの詰りを取り除き、チャクラの働きを整えます。
また、万物には神が宿り、高次と低次は照応することに気づかせます。
さらに、魂が自らの波動を最高次に上げ、創造主の力に触れることができるよう支援します。
(使用後はかならず手洗いしてください)
シナバー(辰砂)商品
今回は、アメリカから荷物が届きまして、待ちに待ったシナバー(辰砂)をご紹介させていただきます。
この石は「賢者の石」、「ドラゴンブラッド」とも呼ばれるもので ヒーラー様には絶大な人気があります。
Heaven and Earth社のロバート・シモンズ氏も絶賛しておりまして
シナバークォーツは、クオーツやオパールの中に 辰砂が混入しています。
そしてシナバークオーツの他に シナバー(辰砂)の原石もご紹介いたします。
シナバー(辰砂)原石
何故かわからないのですが辰砂は急に価格が高くなり、巷から消えました。
もしかしたら、もうあまり採れないのかもしれませんが 当店はあとすこしだけご紹介ができそうです。
ただ、完売してしまいますと、 どちらも入荷が難しいため、もしもお探しでございましたら どうぞお早めにご検討ください♪
シナバー(辰砂)についてロバート・シモンズ氏はこのように言っています。
辰砂を含む鉱物ですので、お子様などが口に入れないようにご注意ください。
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