成分は憧れ、夢、愛

　　

ラリマーが発見されたのは、1974年のこと。たった30年ほどで、良質の原石は枯渇しつつあります。

ラリマーを有名にした宝石商はアメリカ人のC・マーク。彼のキャッチフレーズは「カリブ海の宝石」でした。

その名のとおり、カリブの一部をそのまま切り抜いたような風合いに人々は魅せられ、特に女性には絶大な人気があります。西インドの“コンクパール”、ドミニカ共和国の“琥珀”と共に、カリブの3大宝石と呼ばれています。

ドミニカのラリマーや琥珀の採掘場では、機械での採掘が禁止され、監視員がいます。
全て手作業で行うため、効率も悪く、原石の採掘は不安定です。しかも良品は日本人には、ほとんど売ってくれません。

当店のラリマーは、世界でも有名な宝石商から仕入れています。彼は長年の信用から、原石を鉱山から仕入れることができ、独自で磨きをかけています。普通の天然石なら誰でも扱えますが、もともとが宝石を扱う業者のため、目が肥えており、とてもキレイな宝石質のものを紹介してくれるのです。

宝石商は言います。

「僕はもちろん嘘をついたりしない。信用があります。僕は全ての石を自分の足で買い付けているのです。

最近は良い天然石が無いので、良いものなら、お金に糸目をつけない人が沢山います。

でも、大切なのは買ってもらうことじゃない。僕はそういう人には売りたくないんだ。ハートが全てなんですよ。そうでしょう?」

ラリマーは鉱物名を「ペクトライト」といいます。そしてラリマーにも偽物は存在します。現在流通しているのが白色の原石に、青い染料を施したものと、似通った鉱物をラリマーと偽ることです。これは昔からあったのですが、あまり知られていません。

上の写真は左がアラゴナイトで、右がラリマーです。あまり見慣れていない場合、見分けがつきにくいのがお分かりいただけると思います。染色処理は、一様にそろった色合いで、模様まで染まっているものや、異常に青いものはそういった場合がございます。

・染色処理
・類似品（アラゴナイト）

近年は上質のラリマーがなかなか入荷できない状況ですが、それでも当店では良い物が入荷した際にはご案内をさせて頂いておりますので、どうぞご期待くださいm(__)m

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