コロンとした風合いが可愛らしく、放射線状に伸びた結晶が不思議な、モロッコ産アラゴナイト(霰石・アラレ石)が入荷しました。結晶は一見、6角柱に見えますが、これは3個の結晶が集まった(双晶)の6角柱になります。 紀元前4000年頃、メソポタミアのシュメール人はこの石の六角柱状の原石を削り直し、印章を作ったという言い伝えがあります この名前は最初の発見地であるスペインの「aragon」地方にちなみ、和名は「霰石=あられいし」で、江戸時代の本草学者の命名ですが、あられのように産出するため、名づけられたといわれています。 カルサイトとは同じ成分ですが、結晶構造が異なるため、性質も異なります。カルサイトの方は六方晶系で、アラゴナイトは斜方晶系になります。このような関係を「同質異像」と言います。 アラゴナイトはビーズの状態にされると、他の石の偽物として活用されることが多いストーンの1つです。 グリーンの着色で、ヒスイの代用にされたり、染めのほか、まったく違う鉱物名のものがアラゴナイトとして販売されることもございます。また、近年は、ラリマーとして売られていることがございますが、それも間違いです。 アラゴナイトの暗示は行動力を高め、考えをプラス思考に導くとされています。ネガティブな思考をプラスにして、その想いを行動に出す勇気がもてるというわけです
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