「ご存知ですか?」
あなたはオパールを食べているんですよ
だからこんなにも、
まるで自分を愛するように
愛おしいのかもしれません。
おいしいオパール |
竹のあの強力なバネ感や、嵐に絶える稲には、プラントオパールと呼ばれる、オパールが蓄積されています。 イネ科植物は吸い上げた水分の中の珪酸という物質を、機動細胞という細胞に蓄積する性質があるため、がっちりとしてしなやかで、決して折れない節ができるのです。 ここに熱を加えるとシャキシャキとした歯ざわりになって、それらがメンマなどの食感になっています。 ですから、おいしいと思っていたあの歯ざわりはオパールだったのです。 余談ですがクッキーのサクサク感も食べられる鉱物を混ぜて、演出していることが多いんですよ。石っておいしいですね。 |
オパールは地色によって大きく4つに分類されます。 黒っぽいものはブラック・オパール、白系はホワイト・オパール、透明なウォーター・オパールに、赤っぽいファイア・オパールです。実際にはもう少しありますが、大きくはこれらです。 これらすべての要素、地色・遊色の輝き、大きさ、色合い・照り・サイズによってオパールには数多くの評価が与えられ、その数は98種とも言われます。そして2つと同じものが無いことから、すばらしいものは、信じられないほどの高値になるのです。 |
色が変わる!? マジック オパール 普通の状態 5分後 水に入れると中の空気が水で押し出されて、気泡が発生します。水を吸って、ウォーターオパールに変化してゆくのです。 10分後 完全に色合いが変化しました |
そして、非常に珍しいのが、このハイドロフェーン・オパールです。 オパールの中でも、ごくわずかな希少価値の高いハイドロタイプは、まるで『人の常識など浅はかなもので、ありえないものなど存在しないのだ』と、地球に教えられている気分になります。 このオパールは、別名をミステリアス・オパール、あるいはカメレオンやマジック・オパールなどとよばれます。 このオパールは、多くがホワイト・オパールに分類されます。 ところがこのオパールは 水につけると、数分で透明度が増し、ウォーターオパール化して透明になってしまうのです。 普通、オパールは水を吸いませんが、このオパールは水を吸い、数分ごとに様々に色を変化させてしまうのです。 また、驚いたことに遊色効果は失われず、むしろ新しい色が出現します。 しかもこのオパールは、乾燥させると元の状態にもどり、それを繰り返すことができるのです。そのため、雨の日ほど使いたい宝石だと、当店は思っています。 |